洗浄剤

特徴

洗浄能力向上、基材へのダメージ制御、洗剤処方のフレキシビリティ向上に寄与します。

洗浄能力向上:
処方の工夫により洗浄力を向上します
基材へのダメージ制御:
処方の工夫により樹脂溶解性を制御できます
高濃度処方の安定性向上:
高濃度洗浄剤処方の粘度を低下、安定性を向上します
pH安定性:
幅広いpHで安定です
乾燥性:
処方の工夫により揮発速度を制御できます

用途例

工業用、業務用
各種工業製品
ドライクリーニング
落書き
印刷機器
カーシャンプー
手洗い
リネン
家庭用
多目的
衣料
風呂
トイレ

洗浄能力向上

試験①

水系洗浄剤処方を作成し、その処方に配合する溶剤の種類と量のみを変えた洗浄剤をそれぞれ作成、洗浄性能の比較を行いました。

→ <ソルフィット>系は、より少ない溶剤配合量で、汚れ(黒色)がよりきれいに取り除けました。

試験②

ガラス板に油性マジックで印をつけ、溶剤による洗浄性能を比較しました。

試験方法
  • ガラス板に油性マジック(黒、赤)で印をつける。
  • そのガラス板をビーカーに入れる。
  • そのビーカーに各種溶剤をそれぞれ仕込み、
    室温で一定時間撹拌の後に取出して観察。

→ 他溶剤との配合により、洗浄力を向上可能です。

基材へのダメージ制御

試験①

<ソルフィット>は、一般的なグリコールエーテル類と比較すると、樹脂類へのダメージが弱い傾向があります。

試験方法
  • 樹脂テストピースを50℃で7日間溶剤に浸漬。
  • テストピースの状態、体積膨張率を確認。

溶剤による樹脂アタック性

 
ポリカーボネート
ポリスチレン
PMMA
ソルフィット BDG BEG PM DPM
19 溶解 部分溶解 部分溶解 溶解
0 白化 白化 白化 白化
76 部分溶解 部分溶解 部分溶解 部分溶解
*<ソルフィット>以外は変形により、体積膨張率が測定できませんでした

試験②

水との混合により、ダメージのリスクが小さくなります。
また、水と一緒に揮発するため、基材上で<ソルフィット>が濃縮しにくいです。

試験方法
  • PMMAテストピースを、室温で7日間<ソルフィット>水溶液に浸漬。
  • テストピースの状態、体積膨張率を確認。

高濃度処方の安定性向上

濃縮洗浄剤処方の粘度低減と低温での安定化に寄与します。

試験方法
  • 界面活性剤濃度が60%以上の濃縮洗剤処方を作成。
  • その処方に配合する溶剤の種類のみを変えた洗浄剤をそれぞれ作成。
  • 室温での粘度と低温での外観を確認。

溶剤別 濃縮洗剤処方の粘度 (室温)

溶 剤
粘 度
(mPa・s)
ソルフィット EtOH BEG PG
52 52 123 127
BEG
エチレングリコールモノブチルエーテル
PG
プロピレングリコール
EtOH
エタノール

溶剤別 濃縮洗剤処方の外観 (2℃)

pH安定性

弱酸からアルカリ性まで比較的安定です。

pH=10(50℃、4週間)
pH=4(50℃、4週間)
BEG
エチレングリコールモノブチルエーテル
BDG
ジエチレングリコールモノブチルエーテル
PM
プロピレングリコールモノメチルエーテル
DPM
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル

乾燥性

各種溶剤をシャーレに仕込み、重量変化を確認することで揮発特性を確認しました。

試験方法
直径9cmのシャーレに各種溶剤(5.0g)をそれぞれ仕込み、温度22~23℃、湿度30RH%の条件下で静置し、溶剤の重量を確認。

→ <ソルフィット>は、水や溶剤との組み合わせによって揮発速度を制御可能です。

※洗浄性能比較データを除き、全て(株)クラレで測定